2006年07月24日
■対北朝鮮
けっきょく北朝鮮対策に足りないものは、ひとつだけ。かの国が瓦解した後の(ないしは、上手に解体するプロセスの)絵図が描けてないだけじゃないかとおもう。
もっとも、これは言うはやすしの類でしかなく、日本だけで独自に何とかできる範囲から大きく逸脱している。
たぶん一番収まりがいいのは韓国が飲み込むような形で半島統一することだろうけど、難しそうだよね。さしもの韓国も、あの荒れ果てた国土と経済を立て直すには相当自分の財布から持ち出ししなきゃならんだろうし。半島統一は両国に住む人々の悲願であるだろうけど、韓国経済をがたがたにしてまでがんばって飲み込めるかというとそれはちょっと無理っぽい。なにより、核や拉致なんかの問題もまるっと引き受けることになるわけだからなかなか手は出せないでしょうね。
かといって中国がかの国のケツを持つかというと、これもちょっと微妙。中国としてはたぶん、対アメリカの便利な外交カードの一枚として今まで北朝鮮を利用してきたわけで、それが今回の「夏のミサイル祭り」で、中国でもかの国を御するのに四苦八苦することを世界的にさらしてしまった。
のこりの六カ国協議のメンバーでいえば、アメリカは中東にかかりっきりで、ロシアは基本的に知らん振り、かな。
こうしてみると、対北朝鮮で八方塞の様相を見せている根本的な原因は、関係当事国のすべてが、ポスト金政権を考えてないからのように見える。もちろん北朝鮮当局も含めて。
2006年07月10日
■敵基地攻撃
これはむずかしーなー。
敵基地攻撃@ぐぐる様にゅうす
『基地攻撃能力保有を』政府内で意見浮上@東京新聞
官房長官「敵基地攻撃能力、議論を深める必要」 @日経
敵基地攻撃能力の保持、額賀防衛長官「議論すべきだ」@読売
安倍長官、敵基地攻撃「検討研究必要」@朝日
額賀・麻生両氏、敵基地攻撃能力は必要との立場 @産経
あまたある遠隔地攻撃手段のうち、どれをとっても日本の外交に不利になるよな、たぶん。航空自衛隊に突っ込ませる、海上自衛隊の護衛艦に対地攻撃能力を強化する、海自の輸送艦に陸自の人員を詰めて突っ込ませる、アメリカから弾道ミサイルや巡航ミサイルを輸入する、自前で弾道ミサイルや巡航ミサイルを開発する…。どれも検討するだけであちこちから苦情がきそう。どうかするとアメリカからも文句がきそう(どうかしなくていうかな)。
意思はともかく能力からいったら、中国もロシアも核で日本を狙うことは可能だし、逆に言うと北朝鮮の核搭載能力のほうが、現時点ではおおかた否定的に見られている。
ことによるとこれは中国とロシア向けの外交カードの一部だったりして。
「制裁決議に賛成してくんないと、専守防衛を考え直しちゃうよ」とかなんとか。
うーん。カードの一枚として検討するのはわかるんだけど、切るのが早すぎる気がするな。いかにも対応に余裕がないように見える。もうちょっともったいぶった使い方はなかったもんかな。どうせそんなの実現しないのに。
2006年07月07日
■拉致問題
夏のミサイル祭りとして、微妙にしょぼい花火を打ち上げたその裏側で、表題の案件にもこれまた微妙な変化(進展ではない)があったわけだけども。
ことによると日本側はちょっと打つ手を間違えているのかもしれないと思った。
まず遺骨の鑑定問題。
チラッと検索するとこんな記事なんかも見つかる。
北朝鮮「遺骨」問題:科学的根拠の不十分な「偽物」断定@私的スクラップ帳
DNA is burning issue as Japan and Korea clash over kidnaps@nature.com
ようするに、例の遺骨を資料としてみた場合、汚染がひどくて科学的な検証に耐えない。遺骨を取り扱った人の汗や手垢からその人のDNAが誤検出される可能性もある。そもそも火葬された遺骨からDNAを抽出すること事態が困難という事情もある。実際のところは、「ある手法を使うと遺骨から横田めぐみさん以外の複数のDNAが検出された」というとこでとまっているらしい。その遺骨が誰のものか不明、という意味では、理屈の上では横田めぐみさんのものであるともないとも、どちらも断定できないそうだ。
そもそも誰が悪いかというと。
それはもちろん、(北朝鮮側の主張を全部認めると仮定しても)拉致した上に長年家族と連絡さえ取らせずにあまつさえ自殺せざるを得ないような環境に縛り付けた北朝鮮当局であって、実は遺骨が誰のものかというのは瑣末なうそのひとつでしかない。それは横田めぐみさんが現在も生存していたとしても(あるいは自殺していたと仮定して金英男氏の記者会見で演出しようとしたようにひととき幸せな時期があったとしても)同じこと、どっちにしても北朝鮮当局に非がある事はかわらない。
日本側が、遺骨を若干強引にうそだと断定した結果、そこを逆に北朝鮮に突っつかれるようなことにはなるまいか。そして件の金英男氏の記者会見がそのための布石になったりしないかな。
遺骨だけ突っ返されても困りますよって最初からいっときゃよかったかもしれないと、いま思ってもしょうがないか。
2006年07月05日
■てぽどん?
「北ミサイル3回発射…長距離ミサイルは失敗」 @中央日報
発射はテポドン2号含む6発 テポドンは失敗@産経
全部で6発、みんな公海上に落っこちたらしいが。
いっぺんにこんだけ打っちゃうと衛星打ち上げって説明もできなくなるよな。
何で6発? いったい、なに打ち上げたの?
なんだってーw
そっかー、撃墜したかったんだねー。
でも、そろそろ北朝鮮の瀬戸際外交も賞味期限切れの気配が漂ってるんだけどなぁ。
相変わらず、かの国の行動は斜め上を行くな。
おうち帰ったら一発ダメ押しで増えてました。
北朝鮮ミサイル:7発発射、日本海に落下 テポドン2号も@毎日
このダメ押しの意味もよくわかんない。
2006年07月03日
■そういうことにしておこう
うわーなんか、更新頻度が月一に下がっちゃってるな。
ちょっと前なら何かしらエントリしたであろう事件やねたがいっぱいあるのに文章が思い浮かばない。
くたびれてんのかな。うんそうだ。たぶんくたびれてるんだな。
そういうことにしておこう。
