2006年05月25日
[
活字の海で溺れてしまえ
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■「エマ」1〜7巻
世の中のメイドブームとは一線を画した、本気と書いてマジと読むタイプのメイド漫画。
この7巻で堂々完結(外伝などはまだ少し続く模様)。
凡百のメイド本と違うのは、上っ面のメイドファッションだけではなく、メイドを擁する文化全体に目配りが利いているところ。メイドがいて、そのメイドを雇う貴族やジェントリがいて、メイドを束ねる中間管理職の執事やメイド長がいて、彼らは日々の生活をおくり、彼らの糧を得るためのジェントリたちの商売があり、その商売がなりたつ社会がある。これらすべてが、登場人物たちの何気ない言動や、彼らの背景や、コマのほんの隅っこにぎっしりと詰め込まれていて、しかも破綻していない。
もちろん漫画なので、そこには誇張も演出も入っているだろうが、嗚呼これも愛のなせる業であろうか、実に自然に表現されている。フェチとはかくあるべし。
ああ、もう、外伝ではぜひ、エレノアさんにも幸せになってほしい。
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