2004年04月30日
■無邪気にわらじプレイ。
受け責め度チェックこれは腐女子向けかも。
snjxさんは無邪気攻 です!
●
無邪気攻の貴方は
★性格★
人を楽しませることにかけては天賦の才能を持っている人です。
その場を盛り上げるために身を削る覚悟を持っています。
お人好しなところもあるので恋愛面では友人に先を譲ってしまうなど不器用な恋愛をするタイプ。
普段はおちゃらけた顔をしているのですが、一人になった時には物事を難しく考えてしまいがちな部分もあります。
★夜の性格★
経験は少ないが耳年増なので、AVの真似事などを強要するところがあります。
盛ったら場所を考えずに快楽を求めるので、ある意味、邪気たっぷりの人間。
爽やかな笑顔と甘えた口調で相手の心を捉え、一度嵌めたら絶対に逃がしません。
★相性★
誘い受・受寄リバ
●
snjxさんの前世は、わらじです!
わらじ!わらじなのかぁ〜。
あたっているかどうかのコメントはあえて差し控えたいが、とりあえず身を削る覚悟は持ち合わせていません。
「受寄リバ」ってなんだろうか。おわかりの方はコメント求む。
2004年04月29日
■ねねね念力〜
少し前から注目しているところで、念力ブログというサイトがある。
その名のとおり、念力でキーボードをたたいて更新をしようという実験だ。スプーン曲げなど屁ではない。
おそらくは史上初の画期的な試みである。こんなにも更新の待ち遠しいページもほかにないだろう。
念力の学術的研究の嚆矢は、デューク大学超心理学実験室のJ・B・ラインに始まる。本邦における超心理学研究は、J・B・ラインとほぼ同時期に活躍した福来友吉の研究に始まると見ていいだろう。超心理学の研究史をざっと概観してみるに、残念ながら日本においては千里眼や念写などのいささか実用性の劣る現象に注目されることが多かった。福来氏の研究も、さまざまな迫害を受けながらもすばらしい業績を上げはしたが、工学面での応用となると、超常現象の不安定性も関係することではあるが、いまひとつ華々しい成果の出ないものであった。諸外国の念動力の研究にしても、裏返しのカードの図柄を当てるとか、密閉した容器の中のサイコロの目を制御するなど、基礎的な研究の域を出ないものばかりであった。前世紀の後半になるとイスラエルの超能力者ユリ・ゲラーがテレビネットワークを利用して多数の腕時計を修理するという実験を行ったが、これは世界中のユダヤ系時計メーカやユダヤ系時計小売店連盟の暗躍により、ユダヤ系出版社によるユダヤ系週刊朝日をつかった情報操作の餌食となってしまった。初の大規模な念力の工学的応用だっただけに、惜しいことである。
しかし、21世紀の現代において、さらに実用的な念力の応用が今始まろうとしている。IT時代の現代において、パソコンのキーボードをたたくという行為。これを現代的な応用といわずしてなんというのか。それがこの念力ブログなのだ!凡百のオールドタイプよ括目せよ!未来はわれらニュータイプが切り開くのだ!
心霊研究/超心理学の歴史 参考までにリンク
そして本日(4月29日)、ついに最初の文字入力が果たされた!
残念ながら、直接念力でキーをたたいたための入力ではないとのコメントが、サイト管理人により表明されている。しかし、開設以来ずっと空白のままの更新だったこのサイトの最初の文字入力である。この、ほんの数バイトの書き込みを見つけたときに感じたおどろきは、筆舌につくしがたい。
げうい;hrsもしかすると、2004年4月29日は、人類が新たなる階梯に進化した記念日となるかもしれない。
念力ブログの次なる展開を、今後も注目していきたいと思う。
くっそ〜、4月馬鹿ネタとしては最高にセンスいいよなぁ!
2004年04月28日
■未納
国民年金未納問題:閣僚の納付状況、公表拒否 福田官房長官「個人情報そのもの」 読売
と、言っていた端から、
福田長官ら4閣僚が未納 年金保険料、菅民主代表も 共同
菅氏の責任論浮上も 党のイメージダウン不可避 共同
福田長官ら4閣僚が一時未納 年金保険料 産経
4閣僚の年金未納新たに 民主・菅代表も 朝日
夜中にひとりで大爆笑してますが。
福田さんの発言も菅さんの発言も、全方位で突っ込みどころ満載です。
これ、いっそ、議員全員の調査をすべきでないかい?
閣僚の中でも約3分の1が払ってない。年金全体の未納額のパーセンテージとほぼ同じくらいだそうだ。
国民年金未納問題:閣僚の官庁が年金切り替える規則を−−麻生総務相 読売
麻生さんのこの発言ね。議員以外みんな暇だと思ってるのね。
これが、厚生年金と国民年金の切り替えを例外なく自動化しろとか言う話なら理解できるけど。「閣僚になった時点で」って条件をつけてるのが、ふざけているね。
なんで切り替えの自動化ってできないんだろう。
国民年金保険料、追納期間5年に延長・厚労相表明 日経
いや、いいんだけど。もう。
そもそも年金ってすでに崩壊しているんじゃないの?
■漢
「後腐れのない女」と「安全な男」はお金で買うものなんですよ。近年、まれに見る「漢」を感じさせるフレーズである。
漢字の「漢」を書いてオトコと読む。あるいは侠と書いてもいいかもしれない。いずれにしても、なにかしらの覚悟と反骨を持った言動に対して湧き上がる感覚である。こういう感慨を表現するのにオトコという発音しかないのは、はなはだ不便である。もっとうまい表現があるかもしれないが、不勉強なので知らない。
引用した上記のせりふも、いわなければそれはそれで、それなりのある種のポジションに落ち着くこともできるのに、そこをあえて言い切る。自分にそのポジションは要らない、と。
任侠でブルース(&プリティーと続けたいけどやめとく絶対誤解されるから)。
最近のブログもおもしろいが、むしろメモニッキ倉庫からほじくってきた文章のほうが、ナニカが刺さってくる感じですばらしい。
実は、昨日の男脳女脳を見つけたところだったりする。
2004年04月27日
■男脳女脳
男脳女脳診断テスト
こういう、if then else で勝手に人間像を決め付けやがるサイトを試してみると、順当にコメントがつくようなのでやってみた。
あなたのポイントは -30ポイントです。 (男脳度数:65%/女脳度数:35%)まんなかよりもちょっと男寄りに偏差しているそうです。
ポイントは、-100〜100ポイントで計算され、マイナスが大きいほど、男性脳で、それに対し、プラスが大きいほど、女性脳となります。
- 中性的男性脳
あなたは、標準的な男性脳の持ち主ですが、同時に女性的な面も、いくらか持ち合わせています。どちらかというと何かに挑戦するのが好きで、空間能力や論理的な考え方を使う分野で力を発揮できます。比較的に人との対話を重視し、仕事面ではチームの取りまとめをすることに適しています、努力次第で、女性的な考え方や感情なども得られます。
普通でつまらん結果でした。
つうか、あんまあたってませんよ、これ。
■すでにして伝説
この記事は、こちらのリンクとともに紹介しましょう。
小泉総理は運が強すぎる 〜小泉超ラッキー伝説〜 保全関連情報
●小泉超ラッキー伝説
- 基本法則1:
小泉総理の敵は自滅する。
(小泉総理に対して、意図して敵対した者は、高い確率で墓穴を掘る)
- 基本法則2:
小泉総理にとって不利/不利益な事件が起こると、その直後に小泉総理にとって有利/有益な事件が起こる。
(小泉総理にとって喜ばしくないことが起きた場合も、さらに別の事件が起きてうやむやになってしまう)
- 基本法則3:
アンラッキーな事件が致命的であるほど、大きなどんでん返しを伴った幸運が転がり込む。
- 附則:
あの国のあの法則とも一部連動している。
このあとに続く「事例」がまた楽しい。
はらはらどきどき、大変にエキサイティングな任期ですな。まるでジェットコースターのようだ。
■北朝鮮列車事故
北朝鮮で列車が衝突、爆発 死傷者最大3千人との報道も 朝日
北朝鮮、異例の事故公表 「人道」訴え支援要請 産経
「北」列車爆発事故 直径70メートル?巨大な穴2つ 死者154人、半数は児童 産経
「現場はクレーターだらけ」 死傷者はすでに収容? CNN
「300人が危険な状態」北朝鮮の列車爆発事故 産経
竜川駅事故で北朝鮮に人道支援へ 医薬品10万ドル相当 朝日
「北朝鮮支援は人道上の例外的措置」福田官房長官 朝日
北朝鮮列車爆発事故 Yahooニュース
一応、事故との発表らしいが、テロ説もあることにはある。報道では化学薬品が爆発したとあるが工事用のダイナマイトが運搬中に吹き飛んだとの異説もあり。驚くのはその破壊の規模。安全対策に問題があったことはおそらく今後の調査で明らかに・・・なるかなぁ、あの国の場合。
日本も援助に名乗りをあげたようだが、ここはとりあえず恩を売っておいたほうがいいだろう。たとえ後で、恩を仇で返されても、まぁそれはいつものことだ。
ネット上では、金政権崩壊の第一歩かとの観測も出ている模様。
注目点は、事故を起こした路線が中朝間の陸運の要の路線であること。北朝鮮の国力そのものが相当に疲弊していて、自力回復すら困難なこと。事故の規模が大きいのと、中国国境付近では中国側の携帯電話が通じるそうで、この二つの理由から情報の管理と隠蔽が難しくなっていること(だから今回、異例の報道となったそうな)。などなど。
まぁ、たぶん、中国が無理やり支えるだろうか、これで政権が崩壊したりはしないと思う。ただ、疲弊しているところに付け入って六カ国協議でさらに大幅な譲歩を引き出すくらいのことはするだろうね。中国にとって北朝鮮の核は、アメリカに対する絶妙な外交カードの一枚だから。北朝鮮にとって鉄道は陸運の要だそうだから、しばらくは青息吐息の状態が続くだろう。日本としては、この状況をいかにうまく利用して拉致被害者の情報を引き出すかだけど・・・。
核問題や六カ国協議に拉致被害を絡めていけるのかどうかというところは、俺は実はちょっと疑問に思っている。アメリカの安全保障から考えると、日本人が拉致されたことなんてあまり優勢順位が高くないんじゃないかと思うから。人権的には当然アメリカも「いかんですな」というだろうけど、はたして金正日を交渉のテーブルに引っ張り出すほどの材料とみなすかどうか。正日君が核を放棄して査察を受け入れたら、あとは知らん振りするんじゃねぇかなと思ったり。
理屈からいったら、同じ拉致被害をこうむっている韓国といっしょに国連を動かして働きかけるのが順当と思うけど、今の国連は弱いしなぁ。
中国やアメリカに、拉致被害を解決することが得だと思わせるシナリオってどんなんがあるだろうか。
追記:
米国際テロ報告書に「日本人拉致」明記へ…国務副長官 読売
優先順位が高くないのではなんていってる端からアーミテージさんのこの発言。もしかしてほんとに最後まで付き合ってくれるんだろうか。単なる揺さぶりの道具で終わらないことを祈る。
ちょっと気になるのは、
拉致明記の理由について、副長官は「北朝鮮は拉致の代償を払うべきだ」と述べた。という発言なんだよね。どういう意味だろう。
拉致事件に関して本当にほしい解決は、「生存者はすべて無条件で帰国して、仮に死亡者がいても死亡の理由とそれまでどこでどんな生活をしていたかがすべてつまびらかになる」ことだと思う。代償だの制裁だのはそのあとでもいい。拉致被害者を取り戻すための制裁なら考えてもいいけど、制裁するために拉致事件を利用しそうな気もしないではないのが、気持ち悪い。
2004年04月26日
■バトーの目、素子の耳
人工眼の試作に成功…愛知のメーカー 読売
「人工視覚システム」中間評価報告書(案) NEDO
生体ハックという意味では人類には古くからの薬学の歴史がある。薬学とはつまり、化学の知識を利用した生体(主に人体)に対するハックとクラックの体系である。そして今、ついに我々は電子的な手法での生体ハックの体系を手に入れるかもしれない。
電気的刺激による医療器具といえば一番最初に思い出すのは心臓ペースメーカだろう。これは負傷や疾病などで機能不全を起こしている生来の心拍制御系の代わりに、動作原理からしてまったく別系統のシステムを外付けであてがって代用品とするものだ。それは正しくハッキングと言える。しかし、今我々は、その生体ハックの対象を感覚器にまで広げようとしている。すでに人工内耳は実用化されている。
ていうかさ、やっぱバトーを思い出すよね。
まだまだ、攻殻機動隊の世界を再現するには圧倒的に解像度が足りないけど。
基本的に野次馬根性で申し訳ないが、人工内耳に関しては人工内耳友の会−東海支部−が面白かった。漫画版の攻殻機動隊では、草薙素子のせりふで入れ替えたばかりの聴覚素子が調子が悪くて云々というのがあって、それをはじめて読んだ当時はおお!と思ったものだが、それが必要な方々にとってはすでに日常会話だったんだな。中でも特に興味深かったのが、無線LANと人工内耳という文章。こういう、実際に使用されている方の体験談というのは面白い。ほかにも、人工内耳というインターフェース利用して機能を拡張する機器の紹介とか、さまざまなハードウェアも開発されているらしい。
攻殻機動隊の世界では、一般人の健常者も何の抵抗もなく感覚器に対するインプラント埋め込みを行っていた。今の機材は研究中の人工眼も人工内耳も人間が生来持っているはずの感覚機能と比べればだいぶ解像度が低いし、それを利用するためにはかなり侵襲性の高い機材を外科的に埋め込まなければいけない。これがもし、人間の感覚器に匹敵したり凌駕したりする解像度を持ち、手ごろな侵襲性の低さで利用できるようになれば、健常者にも需要が出てくるだろうな。
サイバーパンクな世界はすぐそこだ!
2004年04月25日
■食い倒れ
金曜の晩はPeekabooの常連さんで十数年前からのネット仲間であるUCに、彼の3日早いお誕生会にお呼ばれしたのでいってきた。
御徒町の韓国家庭料理の店で腹もはちきれろというくらい大量のうまい料理と初めて飲む酒と、UCお父さんの不思議な人脈の一端を垣間見た夜だった。
いや、コレがほんと不思議なんだよ。下は未成年の女子短大生から、まんなかあたりは妙齢の美人姉妹や人妻、上は、あ〜、40代後半かな?やり手ビジネスマン風まで。以前に一緒に温泉にいたベネズエラ人の彼にも再会したな。上にも下にも斜めにも海の向こうにも、つきあいが広い。
これがビジネスマン風ばかり集まっているのだったらわかる。本人も基本的にそんな感じだから。逆に短大生の子とのつながりも理解できる。まさに俺が同種のつながり方をしているから。でもそれらがいっぺに集まっちゃうのが不思議やね。ひとりひとりの略歴とお父さんとのつながりを小一時間問い詰めたいくらいだよ。面白い話はいくつもありそうだ。いや、そもそもUC。あなた自身がかなり不思議な人だよ。
いや、それはそれとして、この人に引っ張り出されたときはいつも、こう、何かしら知らないものやあたらしいものに触れることができる。今回の韓国家庭料理の店なんかも、俺ひとりだったら絶対入らないようなところにあった店だ。だって、焼肉屋じゃない韓国料理屋なんて、はいったことあるか?
なんというか、このおじさんの引き出しの多さにはちょっと驚かされっぱなしだ。リアルの知り合いではいまのところ一番のエピキュリアンだろう。
ただし、ネット上には、俺の中ではエピキュリアンとしてかなり近い位置にカテゴライズしている人はいる。
やまけんの出張食い倒れ日記
いや、その、こっちは俺とは縁もゆかりもない人なんだけどね。この「やまけん」というひとの食べ物に対する探究心はちょっとすごい。なにやら闘争心まで感じられるくらいだ。
見よ、たかがカレーいっぱいに対する詳細な分析を!
見よ、聞いたことのないこの不思議な食材を!(なんだよちょろぎって)
見よ、体験することを信条としたあくなき探究心を!
それぞれのタイトルのつけ方も本文の文章も、ともに絶妙である。見習いたい。
ひそかに仕込んでいるアクセス解析によると、当サイトをご覧くださっている方々はやはり23時以降の深夜帯のご訪問が多い。ご紹介したサイトをご覧になる際には十分注意していただきたい。夜中に何か食べたくなって万が一皆さんの体型が変化するような目にあっても当方は一切関知しない。コレは免責事項としてはっきり書いておこう。
それにしても、アレだけいろいろ食ってかなりの量を飲んで、あの金額ですむとは思わなんだな。考えてみればちゃんと発酵するまで漬け込んだキムチを食ったのははじめてかも。話には聞いていたけど、日本のキムチは浅漬けタイプばかりで本場とは味が違うというのは、なるほどこういうことなのか。
ごちそうさまでした。そして、おめでとうございます。>UC
2004年04月21日
■ニュースバリューがあるのか?
これがわざわざニュースとして報道される意味がよくわからない。
演出であることを認識してどうだというのか。
人質3人は政府関係者の事情聴取に、銃やナイフで脅されるシーンについては武装グループに事前に説明されたうえでおびえたような動作をするように強要されたことを大筋で認め、「食事は十分与えられ、待遇はよかった」などと説明したという。人質のほうから誘拐犯に対してある程度の協力があったことは、ことさら「分析」なぞせずとも思いつくことだ。というか、俺もここでまさにそのことを書いた。銃やナイフを持っている大人数の男たちに囲まれ「ちょっと演出するから協力してよ」といわれて、「絶対にいやだ」と拒絶できる人間が日本の人口の何パーセントいるだろうか。どんなに甘くやさしくささやかれても、「もぅ、ぼくちゃんにまかせてちょうだい」とかいっちゃうのが人情だろう。それに、人質を人質として有効に機能させようとした場合、心身の健康に気を使うのはごく当然のことだと思う。まぁ理屈からいえば、指を一本ずつ切り取って小包にして送りつけながら脅迫を継続するという方法もあるにはあるが、その手の陰惨な方法がとられなかったことは不幸中の幸いだった。しかしそれは、5人が無事に帰ってきたいま、ことさらニュースバリューのある話ではあるまい。むしろ、誘拐犯がひどい手口をとらなかったことは小泉政権にとっても幸運だったのではないだろうか。イラクの武装勢力が人質に対してどんな態度で臨むかは、日本政府のコントロールはきかないだろうから。
「政府筋」なるものの実態はよくわからないが、このくらいのことを理解するのに「分析」してみないとわからないというのが、すばらしくダメダメである。そんなのは、俺みたいな野次馬どもがそれぞれのサイトで書くだろうからさ、イラクの状況でも分析して有効な自衛隊の使い方でも占っててくれ。
これも自己責任攻撃の一部なのかな。
不思議なことに、同じような内容の記事でもこちらはよく読むとちょっと違う。
おおざぱにいえば産経も共同も、武装グループがアルジャジーラに送りつけたビデオメッセージの中の脅迫部分はグループ側の意図的な演出が入っていたという内容の記事だ。
しかし共同の記事のほうは、まずニュースソースがきちんとかかれている。「政府筋」などという妖怪じみたものではない。
警察庁が現地に派遣した国際テロ緊急展開チーム(TRT)の聴取に三人が証言した。それに、武装グループが3人の人質に対して比較的穏やかな対応をとった理由や、犯人たちの様子から推測される武装グループの背景なども記述されている。
一方、武装グループは拘束後早い時期に三人のイラクとのかかわりや活動の内容を理解した様子で、三人に生命の安全を保証、食事もよくなったという。
武装グループは統制がとれていない感じだったという。警察当局はイスラム過激派というよりも地元のスンニ派武装勢力の可能性が高いとみて背後関係を調べている。こういうのは確かにニュースバリューがあるだろう。
この書き方の違いはどこいらへんからきているのだろうか。
2004年04月20日
■アジア版NATO
日本・インド・中国で「アジア版NATO」? from 田中宇blog
いやぁ〜、これは話半分だとしても面白い。その是非はともかくとして、とても面白い。
泥沼のイラク情勢に泥縄で片足突っ込んでしまうような日本の政治が、こんなタフな外交をできるとは思えないが、それにしても面白い。
さらに面白いのは、多少検索した程度では日本語で該当する話題を扱った文章はひとつも引っかからないが、海外では台湾のサイトですぐにひっかかることだ。まったく国内の報道では出てこなかったことが、先に海外で話題になるのが驚き。しかし、よく考えてみればもっともなことで、日本のこの雰囲気にどっぷり浸かっているわれわれではまったく思いもつかない発想だ。もし、マスコミ関係者がこういう話を小耳にはさんだとしても、何かの冗談だと思って鼻であしらうかもしれない。しかし、海外からみると注目に値するニュースと見えるのかもしれない。
前々から検討されていた自民党の憲法改正の動きも、おれはてっきり、アメリカ追従で自衛隊を海外派遣させやすいようにするためのものかと思っていた。しかし、本当はこれは、中国や印度と同盟を組むためのものだったのだ!おお!
自民党:自衛権行使、軍隊保持を明記 憲法9条改正素案 毎日
日本が他国と積極的な軍事同盟を組んでもいいのかという問題はあるのだが、それはこの際、棚に上げておこう。アメリカ以外の選択肢をこういう大胆な形で模索する動きがあったというだけでも、たいへんに面白い。
なんだかまるで、新書版で発行される架空戦記ものの小説みたいな話。
組織名はこれで決まりだな。
New Asia Tactical Treaty Organisation
問題は、印度と中国に大豆を発酵させた食品があるかどうかだ。
■日本人拘束は、これで最後か
日本人が全員めでたく帰還を果たしたので、このタイトルはこれで最後。に、したいなぁっと。
安田さん、渡辺さんきょう帰国 「無謀との批判受けるが現状伝える取材は必要」 産経
そう、こういう発言は必要である。現在の自己責任論争は、いつのまにか、危険と指定された地域に飛び込むものに自己責任があるかどうかという議論から、危険と指定された地域に飛び込んでいいのかどうかという議論にすり返られてしまった気がする。
いいんだよ。覚悟があれば。飛び込んでも。それが社会的に必要とされることもあるんだから。
そりゃあ、政府としちゃ、人質予備軍は少ないほうがいいんだけどね。
首相、「危機管理への適切な対応」呼び掛け 日経
注目は一番最後のこれ。
中川昭一経済産業相は記者会見で「人質になった本人が所見を話した方がいい。そうでないと今回の事件は完結しない」と指摘した。政治家がこういう発言をするところ見てると、やっぱり今回の自己責任論争はおかしいよなと思う。
帰還した被害者に何か所見を語らせて完結する事件とはいったいなんだろうか。自己責任論争に関しては「ごめんなさい」と謝らせれば終わったような雰囲気をかもし出すことはできるかもしれない。でも、それで本当に何か問題が完結するのだろうか。・・・ああ、そうか。ミソはこの「完結」という言葉なんだな。とりあえずイラクの人質問題を「完結」させたいのか。でも状況は何も変わっていないんだけど。
渡航を制限/停止する以外の再発防止策は、旅行者へのきめ細かな情報の提供と渡航先での避難所の確保とか、あとは現地の信頼できる協力者に頼むとか、その手の手段しかない。仮に渡航制限を実現したって、テロの輸出まで止められるわけじゃないし、自衛隊員のこうむるリスクも下がるわけじゃない。執拗に自己責任を追及したところで、渡航者本人にも政府にもメリットはない。
政府与党のえらい人たちにはそろそろ自己責任論をもてあそぶことをやめてもらいたいと思う。そんなのは無責任なネットとマスコミに任せておけ。
「どこにいても危険はある。その辺は皆さん、覚悟しているんじゃないか。イラクの復興に協力するという点で理解を得られていると思う」
いやいやいや、ちょっとまってよ小泉さん。皆さんってのはもしかして俺も含めた国民?覚悟しているって言うのはどういう意味?被害が出ても文句をいうなということか。
この言葉をどう解釈すればいいのだろう。イラクの復興に協力するとテロの危険性が高くなるのか(←これは揚げ足鳥)。
これもなんだか自己責任論と同じような気持ち悪さがある発言。どこにいても危険があるのは確かだけど、それに対処するのは国の役割だ。そんな、空き巣に対抗して戸締りをしっかりする、なんて話と違うんだからかんたんに「皆さんの覚悟」に投げないでくれ。
そもそもこれ、質問の趣旨が違ってやしないか?「テロの危険性が高まってるという見方をどう思うか」という質問に「みんな覚悟してるんだろ」って答えは、実質、何も答えてないに等しいぞ。いや、むしろ、人の覚悟をあてにしている分だけ後退しているんじゃないか、その返答は。ここはせめて口先だけでも「警備を強化して」とか「安全に最大の配慮を」とかいっとくもんじゃないのか。まさかここでも国に頼るななんていうんじゃないだろうな。
もうちょっとなんか、言い方はあると思うけどなぁ。
小泉首相「使命感だけでやっている」 日経
ええと。あるのはやる気だけってことか。
だからあれこれ泥沼なんだな。なるほど。
2004年04月19日
■日本人拘束16 まとめ、ていいのかな。
イラク日本人人質事件 (from Wikipedia)についてのあれこれ。
- イラクの kidnap fever は終わったのか
- 自衛隊はいつ撤退するのか
- イスラム聖職者協会と日本外務省との関係はほんとはどうだったのか
- ファルージャの問題はどこに向かうのか
- 自己責任問題といろんな意味の穴について
日本人5人が全員無事に帰ってきたので、たぶん、マスコミの露出はぐぐっと減ると思われるイラクでの外国人誘拐。果たしてこれで、めでたく打ち止めとなるのだろうか。
今までなんだか手当たり次第という感じがあったが、次からはすこし相手を考えて拉致るのじゃないかと思う。
とかなんとか書いてUPしよと思った矢先にこんな報道があった。
拘束の「米兵」画像を放映、イラクで初めての人質か CNN
イラクで米兵が初の人質に 犯人は捕虜交換要求 産経
米兵解放で交渉せず 米大統領補佐官 産経
軍事活動に直接関係のない民間人を捕まえては開放するという一連の行動は、単にあてずっぽの行動ではなくて、もしかすると計算ずくのデモンストレーションかなとも考える。どっかのニュース番組でも似たようなことをいってた。今後は軍人か軍関係者にターゲティングされるかもしれない。この、たった一人の捕虜に関しても、殺されずに長引けば、アメリカの世論を二分するインパクトはあると思う。ああ、そうだな、捕虜が生きているという点は重要だな。ここで現地武装勢力が捕虜を殺しちゃったり虐待したりしたら、単純にアメリカの世論はより苛烈になるだけだけだ。しかし生きている間は、取り戻すまでは穏やかにいこうという意見も鷹派とある程度拮抗するだろう。多分長引いている間は、現地武装勢力と米軍特殊部隊との水面下でのおっかけっこが続くだろうが、その間にアメリカの世論がいかに変化するかが、レジスタンスの生命線となる。捕虜を殺さずにそこそこの待遇の質を確保しながら、いかに長期間逃げ切るか。勝負の分かれ目。
いや、誘拐事件が起こったから引き上げろというつもりはない。それとこれとは別の話だということは理解しているつもり。ただ、気になる点がある。ひとつは、政府与党はいまだにイラクがどのような状態になれば自衛隊派遣が成功したといえるのか、明確なビジョンを示していないように思う。
もうひとつは残り時間。確か自衛隊の派遣可能期間は今年の12月15日だっけ。もう4月も半ば、全体の3分の1が過ぎ去っている。自衛隊の給水活動ってもう始まったんだっけ?(訂正:4/21:給水活動は現在継続中。停止しているのは道路の補修工事など)
閣僚が自衛隊派遣支持 時期で慎重判断の要望も 京都新聞
(12/9)小泉首相会見・一問一答3「治安悪くても活動できる」 日経
現状で自衛隊はサマーワの陣地に引きこもったまんまだ。イラク特措法では、たしか戦闘地帯では活動できないはずだったよな。このまんまファルージャの騒動が治まらなくてサマーワにまで飛び火したら、自衛隊は何にもしないうちに「状況の悪化」か、でなければ「時限立法のタイムアップ」でどっちみち撤退ってことになる。自衛隊は結局何をしにいったのかという議論が持ち上がるかも。
まぁ、復興を考えるんだったら自衛隊の次にはビジネスマンが乗り込めるような算段をするべきだけど、状況は遠いよな。
日本人に限らず、各国籍の人質解放に影響力を発揮したイスラム聖職者協会。ただでさえ複雑なイラクゲームに新しいプレイヤーが登場である。政府はなかなか人質解放までの経緯や実際にどのような働きかけをしてきたかを明かしたがらないが、このイスラム聖職者協会なる組織が実際の交渉役を担ったことは間違いあるまい。
じゃあ日本政府は本当は何をしていたのか。安全確保のためにしゃべれませんとかいっているが、事態が収まればその辺のことは公表してくれるのだろうか。
「日本が経済支援に言及」 クバイシ師が不快感 共同
こんなニュースを読むと、ほんとにイスラム聖職者協会とまともな交渉が成り立っていたのか不安になる。
そもそもややこしいのは、今回の kidnap fever の発端はファルージャにある。イタリア人殺害も自衛隊撤退要求も、すべてはファルージャ攻防戦の停戦交渉で有利な条件を引き出さんがための行動だといわれる。
最初のほうで米軍捕虜の生存が今後の状況を左右するみたいなことを書いたが、殺すといえば、ファルージャ事件の最初の死者はアメリカの民間人だ。ところがこんな記事を読んじゃうと、どいつもこいつもうそつきだ、大うそつきばっかりだなどと尾崎豊みたいなことをつぶやいたりしてしまう。
米イラク統治の崩壊from 田中宇
ファルージャの事件は実はアメリカ側が誘ったものだというのだ!
まぁ、この人の記事は相変わらず結論に直接的証拠があるわけじゃないが、常に事実と推測を明確に意識して分析しているので信憑性は高いように思える。てか、こんな結論の信憑性が高くてもあんまりうれしくないけど。
米への怨念、冷遇への不満 浮かび上がる拉致の背景 共同
イラクで米兵死亡、開戦以来の米兵死者数は500人に=米軍 ロイター
んで、こういった日本の行く末を占う話とは別に、政府与党のえらいさんにケツの穴の小さい発言が目立つ。皆さん便秘なんでしょうか。それとも与党にホモセクシャルはいないということか ぐは、差別発言
自覚持ってほしい」=解放の3人に苦言−小泉首相 Yahooニュース
「昼夜24時間態勢でいかに多くの人が取り組んだか。退避勧告を無視して出掛けた方に良く考えていただきたい」と苦言を呈した。
寝ずにがんばったのは大変だろうけど、それを口にしなきゃかっこよかったのに。
救出費用の負担求める声も=自己責任を強調−閣僚発言 Yahooニュース
他の事件でも同じように請求された帰りの飛行機代などは実際に請求される模様。記事中には責任との兼ね合いとあるが、その兼ね合いを決めるのは誰だろうか。
「自己責任」批判相次ぐ 政府・与党、救出費請求案も浮上 gooニュース
わらわかすのはここ。
ただ、渡航禁止には自民党内にも「法律まで作って、また入国されたら政府の対応にぬかりがあったと非難の対象になる」などの慎重論も少なくない。本音と建前の使い方を間違っている。ここは建前の「国民には渡航の自由の権利があり云々」といっとくべきで、非難されたくないという本音をそのまんまもらしてどうするか。
全体に、今の与党の発言は政治家の本分(とか書くとえらそう?)を繕うことをあんまりしないように見える。
たしかに、被害者の側もガードの甘いところはあったと思う。事件直後の被害者家族の対応がまずいと思ったことはすでに書いたが、ほかにもたとえば、開放された3人の人質のうち、日本側の事情聴取に警察が同席したことに不満を漏らす人もいたらしい。これなんか「ある政治傾向をもつ人々は警察に迫害されがち」という先入観が現在ではかなり希薄であるということを、意識上でアップデートできていなかったが故のパフォーマンスとも受け取れる(*1)。警察はもちろん迫害しにいったんじゃなくて、単に被害者から事件の状況を確認したいだけだったんだろうけど。それに高遠さん、イラクに残るかと聞かれたあの時点で、マスコミの前で泣いちゃだめだよ。逆効果。いまならむしろ、ぐっと胸を張って穏やかに宣言したほうが効果がある。哀れみやヒステリックさは売りにならないと思う。
でも、そういうズレた反応をした被害者と家族側に相対する政府のほうも、同じレベルの反応を正面から投げ返しちゃった感じもする。日本人がテロの対象になる可能性は、自衛隊を派遣する前からあっちこっちで指摘されていることであって、それをまた、いまさらのように自己責任の大合唱が巻き起こる。事前の勧告などの国としてやることをやっているという自信があるなら、よけいなことは言わぬが吉だ。えらい人がそろって「ほうれみろ、ほうれみろ」と囃し立てているようでカッコ悪い。拘束された5人が自己責任を自覚しようがすまいが、国としての方針が変わるわけじゃなかろう。というよりもたぶん、自己責任云々よりは人質事件と自衛隊関連の政策を直結させようとしたことに、腹が立ったのじゃないか?
小泉さんはパフォーマンスがうまいという評判だけど、どうもこう、サヨ系の匂いが漂ったとたんに態度を硬化させる傾向がありますな。以前紹介した高校生の嘆願書の件もしかり、今回の事件でも被害者家族に面会しないとか、自己責任をやたらと言い立てたりとか。それぞれ、ちょっと考えてから適当に当り障りないことをいっときゃいいものを変に正直というか、いいたいこと(だけ)をずばりといっちゃうからある意味、男らしいのか。信じてもいない建前をまくし立てるよりは多少ましだけど、公僕の本分(とかいうとえらそう?)よりも先にまず最初に本音だけをいっちゃうのは、底が浅いというか大人気ないというか。今の時点で、自己責任論を云々する理由に、事件の再発を防ぐという名目が言及されているが、これもなんだかよくわからん話だ。そもそも完全に再発を防ぐ手立てなぞない。たとえイラクから民間の日本人がすべていなくなっても、米軍の捕虜が出てきている以上、極端な話、自衛隊員だって誘拐されてもおかしくない。また、可能性の話なら、イラク国内に限定できるわけでもない。連中が日本まで出張してきても不思議じゃないのだ。渡航を禁止することは本質的な解決にはなりえない。
もともとテロとの戦いの主役は軍隊ではない。本来は、外交と税関と警察なのだ。
*1
2004/04/30追記
本日、解放された3人のうち、今井さん、郡山さんのインタビューがあった。
それによると、多少は警察の取り調べもある種の予断を持ってあたったようである。被害者たちにはすくなくともあまりいい印象を与えることはなかったようだ。誤ったパフォーマンスと書いたのは勇み足だったかも。一応訂正しておく。
■日本人拘束:ごめんなさい
「イラク日本人人質事件・被害者自作自演説疑惑」の「根拠」を検証するページ
どうも、あの、自作自演疑惑なんですが。
だいぶ根拠のうっす〜い話なようで。えぇと、とりあえず、ごめんなさい。謝っときます。
基本的にほとんど状況証拠からの推測の上に、一部で捏造もあったようで。
とりあえず以下の引用は捏造だそうです。
※日本国民たるものこれ読んだら最低3カ所にコピペすべし、捏造自作自演許すまじ前日に事件をほのめかすような情報がネットワークに上がる
[208] ヒミツの大計画!(笑) 投稿者:今井です 投稿日:2004/04/07(Wed) 09:57今日は週刊朝日の記者さんと知り合いになりましたよ!
アンマンで取材されているフリーライターなんだって。
とりあえず仲良くなったところで、郡山さん(記者さんね!)が、
あるとっておきの計画を持ち出したよ!
これってサイコーかも?(笑)
歴史に名前を残す大偉業のような気がする!
一緒に聞いていた高遠さんも乗り気みたいだし、
これはやってみる価値アリだとおもうね。そのうち日本でもニュースになると思うから、チェックしてね
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「そんなことあるわきゃない」と思う気持と、
「でも、プロ市民系統の人間ならやりかねないな」と思う気持と半々。
実際のところ、どうよ?
日本からも犯人側からもお互いの連絡の手段がないのに、
イラク撤退した場合の「人質を解放する」という保障がなにもないとはどう考えるべき?
ええと、3人のうちの、高遠さんが主催される掲示板に今井さんが書き込んだという設定のようです。繰り返しますがコレは捏造です。実は俺もこの書き込みは見かけてたんですが、単なるコピペってことでさくっとスルーしていました。
しかし、この書き込み捏造以外にもなんか証拠があるだろうと思ってたけど、なんだかここまでうっす〜い状況だとはおもわなんだ。
一応、この件に関して検索してみっかと考えたきっかけの記事をリンクしておく。
イラク人質解放、心からよかったと思う。それにしても捏造証拠に基づく「自作自演説」を広めた人達は恥じるべきである
ただね、被害者家族側にも、捏造疑惑を誘うような脇の甘さはあったと思うよ。
2004年04月17日
■日本人拘束15 あっさり
記者ら2邦人解放 3日ぶり、バグダッドで解決 共同
日本人2人も解放、処遇丁重、身の危険感じずと CNN
(4/17)拘束の2邦人がバグダッドで無事解放 日経
不明となっていた邦人2人も解放 TBS動画つき
今度はまたずいぶんあっさりと返してきたね。
これでイラクの人質拉致の嵐は収まるのか、それともまた第3の事件がおきるのか、あるいは単に交渉相手としての日本の利用価値が下がっただけなのか、予断は許しませんですな。
死者の出たイタリアと、いまのとこ全員無事な帰還を果たした日本。違いはどの辺にあるんだろうか。
2004年04月16日
■日本人拘束14 まだまだ行くよ〜、だって
安全は「自己責任」で NGO、自由な活動も強調 共同
首相、被害者発言に不快感 「自覚持ってほしい」 共同
渡航禁止の法制化検討も 与党、自己責任徹底を 共同
人質事件で「自己責任」論 渡航禁止法求める声も 朝日
海外渡航禁止:自民党政調会長が法整備を提案 慎重論も 毎日
自己責任議論があちこちで発生している。一般市民からそういう論が出てくるのはまぁ理解できる、が、しかし政治家や官僚がそれをいうべきじゃないと思う。
この事件にかかった費用を議論に持ち出す人もいる。たくさん税金がかかったんだから、それを本人たちに知らしめて自覚させるべきだという。でも、俺は、日本の税金が海外にいる邦人の安全を確保することに使用されたことは、あたりまえじゃないかと思う。まだ二人行方不明だからなんともいえない部分もあるが、今の時点で3人を無事に取り戻したということはそれなりに喜ばしいことである。なんとなれば、俺自身や俺の家族や俺の友達が海外に行ってひどい目にあった場合に、今回と同じように各方面が救出に努力をしてくれると信じる根拠が実績としてそこに現れているからだ。税金の使い道としてはもっとも妥当なものだと思う。
政治家や官僚が日本人の安全を確保するために奔走するのは、床屋がお客のひげをそるがごとく、八百屋が大根を売るがごとく、プログラマーが徹夜をするがごとく(しくしく)、当たり前の話だ。今回無事に人質を取り戻した外務省をはじめとする政府職員の方々の努力は賞賛すべきではあるし、無用なリスクを避ける努力は各人が自己責任(!)のもとに行うべきではあるが、どうも小泉さんや福田さんみたいな立場の人に「自己責任自己責任」と連発されると、「おまえらの自業自得で俺たちの仕事を増やすな」といわれているみたいでいまいち気分が悪い。
紛争地帯への渡航を控えるように勧告するのは当たり前の話だが、それならいかにも「自己責任(何かあっても自業自得)だから」なんて、微妙な事前の責任逃れを図ったりしないで、単純に「大変危ないので」いかないでくださいとだけ言っとけばいいと思う。
渡航自粛の法制化なんかも、なかなか微妙な問題をはらんでいる。たとえばジャーナリスト。紛争地帯というのはつまりニュースバリューのある地帯でもあるから、ジャーナリストが乗り込みたがるのはある意味当たり前で、そこを法律の規制をかけるとかってことになると、報道の制限につながったりはしない? ボランティアにしてもなんにしても、その行動を国が認可するような性格のものではないと思う。
政府や官僚が恣意的に危険度情報を左右しないことを保障する仕組みって、ちょっと思いつかないな。
2004年04月15日
■日本人拘束13 3人開放
家にかえったら、3人は解放されていました。
日本人人質3人解放、聖職者協会が保護 日経
日本大使館に到着 解放の3人 産経
イラク日本人3人解放 イスラム法学者協会に「解放する」の電話 NNN24
「アルジャジーラ」日本人3人の解放伝える 3人は元気な様子 NNN24
イラク日本人3人解放 3人はバグダッド・日本大使館に保護 NNN24
「日本人3人、バグダッドで解放」 アルジャジーラ放送 朝日
イラクで日本人の人質3人が解放された=アルジャジーラ ロイター
人質の日本人3人を解放 東京新聞
3邦人解放を政府が確認、ヨルダンに移送へ 読売
イラク人質:日本人3人を解放 アルジャジーラに元気な姿 毎日
ひとまず無事なようで安心。
だけどあと二人いるね。
相変わらず、話がどこをどう通って、開放されたのかは不明のまま。
ニュースなどでは、今回の見境ない多国籍拉致事件は実は、ファルージャ攻防戦に向けての強制人間の盾作戦ではないかという観測が流れている。今回、2人の人質を確保した直後に、前から拘束していた3人を開放した。もしかして、こういう、一方でちょっと仕入れて逆方向で小出しに出すという作戦を続けるつもりなんだろうか。一説には、最初の開放声明の時にはすでに3人の身柄はイスラム聖職者協会に移されていたかもともいわれている。タイミング的には、ええと、最初の3人を送り出した後に次の二人を仕入れたって順番か。いまも70人ほどジャーナリストやNGO関係者がいるそうなので当分ネタは尽きないだろう。
ま、憶測だけどね。
結局ね、一番いいのは、日本の言動はいささかもアメリカのイラク政策に影響をあたえないてことをきちんと説明することだと思う。
そうすれば、現地レジスタンスも日本の民間人をほうっておいてくれるだろう。たぶん自衛隊を撤退させたとしても、米軍も一緒に撤退するこたぁないだろうし。
■日本人拘束12 いつまで続くか
イラク:拘束されたイタリア人1人殺害 伊政府も確認 毎日
人質から死者が出ましたな。
ファルージャでは何百人と死んでいるので数としては特に驚くこともないけど。
2邦人、新たに拉致か 「連れ去られた」と連絡 イラクでフリー記者ら 共同
その連れ去られたジャーナリストのうちの渡辺修孝さんが、連れ去られる前に日本人3人が連れ去られる事件について現地からリポートした記事(ええいややこしい)。
イラク現地レポート form 米兵・自衛官人権ホットライン
しかしこう、一つ一つの記事を追っかけるのももうめんどくさいくらい事態は複雑でわけわかんなくなっちまったね。
「イラクで邦人拘束」記事一覧 日経
みぎっかわの関連記事、興味深いタイトルが並んでいる。
「拘束するのは連合国」 聖戦士旅団が声明文か 産経
む、これはもしや、交渉窓口一元化の兆候か?
■日本人拘束:メモ
ちょこっとメモ
- 自己責任について
- 自作自演疑惑について
イラクに乗り込むのに自己責任があるのは当然だが、それをいま論じるのはあまり意味がない。いまどきイラクに行くということは当然それなりのリスクを勘案してるだろうし、例えそうでなくても、本人へのお説教は無事に戻ってからするべきである。むしろ最近の自己責任という言葉の使われ方は、ちょっと違うと思う。彼らが自己責任を自覚していようがいまいが、たとえば国の採るべき方針などがそれで影響を受けてはいけないと思う。自己責任において行動しているのだからってそのまま見捨てていいわけでもあるまい。
で、なんでことさら自己責任が問われているのかというと、やはり自作自演疑惑が関係しているんだろう。
つまり、この場合の自己責任ということばは「危険かどうかを勘案してなかった」ことを問題視しているわけではなく、実は「狂言誘拐なんぞ企てるやつはほっとけ」ってなことを論じたいがために使っているのだと思う。ただ、現在のところ自作自演に直接的証拠はないので、半分ねじって、自己責任という言葉を使い、いかにも彼らの表面的な行動そのものがすでに問題があると表現したいのだ。もしも、人質の家族がもっと落ち着いた反応をみせていて自作自演疑惑がネットでも出てきてなかったら、彼ら3人の邦人人質に自己責任を問うような議論は出なかったのではないか?
自作自演とまではいかなくても、人質が自ら日本国内の状況を誘拐犯に説明しているのでは、くらいのことは俺も考えたし最近ではマスコミでも言われているようである。俺は、そのくらいのことなら許容範囲内だと思う。遠い異国でまず自分の身の安全を図るためには、一時的に誘拐犯に協力的な行動をするってことはありうるし、それくらいなら別に裏切りだとも思わない。誰だって暴力はいやだし死にたくないし。
最初から狂言誘拐を考えてイラク入りしたとしたら…それは以前に書いたとおりである。
2004年04月14日
■俺はぶぅ
きな臭い話題が続くのでちょっと息抜き
>ドリフターズ占い>結果 あなたがドリフターズのメンバーで誰のタイプなのかを診断してみました。 あなたのドリフターズ占い結果はこんな感じ!あなたは【高木ブー】なタイプ。
そこにいるだけで微妙な存在感のあるあなた。
どことなく人目を惹かずにいられないあなたはドリフで言うならば【高木ブー】的な存在です。
打たれ強く、屈託のないところがあなたの良いところなのでしょう。
意外とロマンティストな一面があり、人の心を深く読み取ることもできそうです。
あなたの鋭い感受性を芸術方面で昇華することが出来れば、大成することも可能でしょう。【ブー情報】
1・どこでも眠れる特技を持つ。
2・ウクレレ奏者として活躍中。CDも数枚出して、モー娘。とも協演済み。
3・麻布十番に本人も出演するハワイアン・バー『ブーズバー』を経営。
リーダーシップ度 60%
一発ネタ度 24%
下ネタ自虐度 5%
いぶし銀度 28%
特殊才能度 100%
2問目を答えた直後に、ああ、コレはぶーが来るなと直感しました。
特殊才能度が100%なのは大変よろしい。
2004年04月13日
■日本人拘束11 たのむよ嘘だといってくれ
2004/04/12(月) 日本人拘束事件の不可解な点 from ネット発声を上げよう
以前の俺の記事では、いかにも政府関係者が2ちゃんなどのネットから自作自演説を憶測しているような書き方をしたが、コレは訂正すべきかもしれない。ああ、もう。月曜日の毎日新聞夕刊の社説かぁ、完全にノーマークだったな。
複数のイスラム系サイトや各抵抗組織の声明でも、同国民戦線をめぐる「ムハンマド軍」の去就が注目されていたことは明らかで、国民戦線は、ムハンマド軍と関係のある人物らによって「設立」されたとみられる。
一方、高遠さんは事件前、本紙記者らに、自ら「ムハンマド軍」の名を挙げて、同軍のメンバーに極めて近い人物と接触したと語っていた。
前にもリンクしたけど、俺としたことが重要な文章を読み落としていた。
NGO「解放声明は有効」 独自に交渉と集会で報告 gooニュース経由の共同
突っ込みどころがいっぱい。東京の集会で発表するのか?それを。
いや、いや、いや。しかし、いまだ直接的な証拠は何もない状態なので断言はできない。できないがコレだけの状況がそろえば断言しちゃう人はたくさんいるだろう。自作自演かそうでないかで、あれこれだいぶ変わってくる。
仮に自作自演だとすると、不思議なのはこうまでして「自衛隊の派遣」にこだわるのはなぜか。いや、日本の将来にかかわる重要な案件であることは誰の目にも明らかだが、こういう決死のルール違反をする理由がわからない。権力に対抗するには嘘も方便というつもりなんだろうか。
仮に自作自演だとすると、ばれた場合のリスクを彼らは考えているのだろうか。自作自演が事実で、それが白日の下にさらされた場合、すべての議論が自作自演の虚偽を追求することに費やされてしまい、最悪の場合、二度と本質的で有益な議論に立ち戻れなくなるかもしれない。それは、自作自演以上に社会に対して重大な裏切りだと思う。
こういう隠された企てを持つことには、たぶん人間は本能的に悦びを感じるのだと思う。悪いことをするのだって、他人にないしょのほうが暗い愉しみがある。ましてや、それが正義だと思い込んでいるならなおさら。
どんなに正しく思えることでも、一歩引いて冷静に考えることは必要だ。
ああ、ほんとうにもう、勘違いであることを祈る!
まじで。かんちがいだったら土下座してもいいから。まじで。
追記:4・19:検索エンジンから飛んできた方へ。一応結論らしきものが出ているようなのでご参照ください。
■aljazeera
いま話題のアルジャジーラTVのサイト。
美しい文字だけれども、まったく読めねぇ〰。
URLが呼べばせんって英語で書いてあることは、たぶん広告ページ。
■日本人拘束10 やばい、マンネリ化しつつあるぞ
そろそろ新聞各社のサイトでもトップに邦人拘束関連の記事が出てくる率が下がってきた。このまま慢性的な日常のニュースにまで下がってしまうのだろうか。
イラク侵攻はアメリカにとって第2のベトナム(+ウォータゲート?)になりつつあるのだが、今度の「ベトナム」は世界中の国どころか個人までも巻き込みつつある。
(追記:04/15:「第2のレバノン」という表現も見つけた)
人質の行動を疑問視 竹内外務次官「保護に限界」 共同
日本熟知の声明に違和感 政府、背後関係解明も 共同
この二つの記事を並べてみてそこはかとなく感じてしまうのは、もしかして政府の人間もジサクジエーンじゃないかと思い始めてるのかもってこと。官邸でも2ちゃんねるみてる人はいるだろうし。あまりの進展のなさに政府関係者もついつい口走ってみたくなったんだろう。気持ちはわからんでもない。でもさ、あんまり役人の口にする内容ではないし、少なくとも明確な証拠が提示されるまでは表立ってそんなこといっちゃいかんでしょう。
まぁ、自作自演とまでいかなくても、人質みずから犯人に入れ知恵してるんじゃないか、くらいのことは実際にささやかれているかもしれない。
どっちにしても、そのことで日本の行動に(表立っては)なにか影響があるわけじゃないし、逆に影響があったらまずいと思う。
人質の中国人7人解放 ロシア人11人が不明に CNN
中国人の人質7人解放 新華社伝える 朝日
ちょっと該当する日本語の記事が見当たらなかったけど、ロシアはアメリカに在イラク米軍の縮小を提案してるとかなんとか。
「あれぇ、なんだかロシアのほうが話し聞いてくれそうだなぁ。中国人とロシア人チェンジチェンジィ〰」
…次はどこの国だろう。
米軍、イラク増派へ・1万人規模で 日経
いっそ植民地にしちゃえよ。
イラク戦争で「国際協調体制に転機」…外交青書 読売
たぶん考え方が古いんじゃないかと思う。毒ガス程度の大量破壊兵器だったら国内の宗教カルト集団でも作れたくらいだ。外交、というか日米安保の範疇には収まらないと思う。
いろいろ突っ込みどころのありそうな記事。暇なときに問題の文章を探してみよう。
2004年04月12日
■日本人拘束9 あ、ちょっと弱気?
全体的に大きな動きはなし。まったく中東ってな遠いよな。リアルの距離も、情報の距離も。
イラク邦人人質:救出と撤退求める署名15万人分集まる 毎日
この短い期間にどうやって15万人も署名集めたのか不思議。
ほかにもいろいろ活動している人たちらしいので、もしかすると別の目的的で集めた署名を流用しているのでは、なんて余計な勘繰りを入れてしまう。このへんちょっと、あんまり派手にやりすぎると逆効果になりかねないと思うが、どうか。
まぁしかし、こういうメディア戦略が人質の安全に寄与するなら、しょうがないことかも。
脅しに屈して自衛隊を撤退させるというやり方はとらない=首相 世界日報
う〰ん、正確になんていったか知りたいなぁ。
小泉首相は菅民主党代表との党首会談で、イラクでの人質事件に関連して、脅しに屈して自衛隊をイラクから撤退させるというやり方はとらないと語った。と、語ったのが菅ちゃんなので、微妙なフィルターがかかっている可能性は否定できないけど・・・。もしかしてこれは「ファルージャからサマワに戦火が飛び火したので自衛隊は撤退します」っていいたいための巧妙な伏線か?
このやり方はとらないって表現がいいよな。
■日本人拘束8 このごろ流行の
イラクで中国人7人拘束、英国人・インド人らは解放 読売
イラク:武装勢力が中国人7人拘束 毎日
イラクで中国人7人が誘拐される=新華社 ロイター
イラクで中国人7人が人質に 武装勢力が拘束 朝日
イラク中部で武装グループが中国人7人拘束 新華社 NNN24
イラク、外国人の拘束相次ぐ・新たに中国人7人も 日経
中国人7人が人質 イラク CNN
コレ、まぁじっすか。イラクではアレですか、kidnapが流行ってんですか、誘拐が最近のおしゃれですか。
なんだかイギリス人を解放したりドイツ人を殺したり、もうでたらめでんがな(イギリスはアメリカと一緒にフセインぶっ飛ばしたし、ドイツはフランスと一緒にイラク侵攻に反対していた)。
日本人の3人って人数が霞んじまいますな。
しかしこれはまた、何を考えてるのかわからないけど、ややこしいことをしたもんだ。中国は日本みたいにわかりやすい反応はしてくれないと思うぞ。つうか、見境なさスギ。
いままで、一歩引いた場所からイラクを巡るゲームを冷ややかに眺めていた中国が、この事態をどう受け止めるのかすごく興味深い。
■日本人拘束7 藪の中にどっぷり
ええ、なんつーか、風呂入ってビール飲んで一息ついたら、混迷の度はより深まったりして。イラク。
邦人解放に新たな条件・衛星TVで「仲介者」 日経
「撤退なければ処刑」イラク人権組織代表 東京新聞
自衛隊撤退なければ「人質殺害」と武装集団…中東TV 読売
イラク邦人人質:事態急変? 「撤退なければ処刑」 毎日
結局、拘束したほうも足並みがそろっているわけじゃないのね。ばらばらのところからそれぞれ好き勝手な声明が噴出している模様。
日本人拘束とは直接に関係しないとこでも、こんな感じ。
アルジャジーラTV、「米情報部員2遺体」のテープ放映 ロイター
サドル師、市民に対米蜂起呼びかけ 読売
イラクで不明のドイツ人殺害される?英紙が遺体掲載 読売
拘束米国人の殺害期限過ぎる、武装グループの反応無し 読売
バグダッド西方で米軍アパッチ攻撃ヘリ撃墜される
いっぽう、問題の当事者の片方であるアメリカ国内では、こんな感じ。
米大統領、9・11テロ前にアルカイダの攻撃準備情報入手
米テロ機密報告書を公表 ライス証言と食い違い
報告に最新テロ情報か/ライス証言に批判も
まえまえから「あたしゃ公聴会なんか出ませんよ」といっていたライス米大統領補佐官がついに引っ張り出されたわけなんだけど、これがまたずいぶん批判を受けている模様。
こうもあっちもこっちも発言者が信用ならないと、いっちょ鎖国でもしたほうがいいかもって、思ったり思わなかったり。
2004年04月11日
■日本人拘束:番外
IRAQ WAR 2 -Battle and Hostages Taken April 9-11
あ、最新のやつでは日の丸がついてる。
でも、3人が捕まったのってサマーワじゃないよね?
■日本人拘束6 明日はそっちか?
18:30現在にいまだ人質が解放されたとの知らせはないんですが、そもそもイラク全体が混迷を極めている状況なので、仕方ないような気もする。
さて、状況の動かない今、やじうまbloggerとしての俺の興味は、この事件が今後のイラク問題と日本の行く末にどう影響するかってことにむくわけだが…。
こ〰れがまったくわかりません。
もともと、イラクに自衛隊を派遣したこと自体、ちょっと目的がいやらしかったと思う。
つまり、日本としては北朝鮮との問題を自力の外交で解決することは難しいので背景にあるアメリカの軍事力を確保したい。そのために、どうしてもブッシュのご機嫌をとっておきたい。で、たまたま、アメリカが手を出したのはいいが思いのほかややこしい事態だったので困っているイラク問題について、ちょっと恩を売っておこうと小泉さんは考えたと思うんだな。
何でそう思うかというと、今回の自衛隊派遣があんまり先のことを考えてないようだから。派遣した自衛隊の行動は、国の復興というよりは震災復興のためのもの、のように思える。人道支援は必要なことだ。インフラの整備や浄水器を持っていって給水活動をするってことは重要だと思う。でもその後が見えない。インフラ整備も給水もどちらも一時的な措置であり、本来なら自力で行えるようになるまでのつなぎであろう。実際、イラクがどのような状態になったら自衛隊を引き上げるのかのアナウンスは、俺の知る限りはまだない。
とりあえずアメリカと協調路線をとって自衛隊を送りたいのだが、平和憲法を持っている日本としてはうかうか外国で軍事行動めいた真似はできない。だからひとまず災害出動しとけってな思惑が透けて見える。
災害出動であれば人道支援という名目は立つし、大規模に自衛隊を出してるからアメリカにもいいわけできる。ただし、アメリカが一番手を焼いている治安回復にはまったく貢献してないし、サマーワの地元の人たちがおそらく一番日本に対して期待している経済復興は自衛隊ではできない。
さらにこんな記事も出ている。
犯行グループは先月設立の連合体か
たぶん、ふだんは街角の普通のおっさんやあんちゃんたちなんだろう。外交の窓口なんてのがそうそうあるとも思えない。交渉には地元の事情に精通した人が微妙な機微を理解して実行しないと難しいでしょうね。これも泥沼を深くする要因のひとつ。
もともと考えなしの行動なので、はじめから泥沼だったのだ。
もとが泥沼なので、その泥沼に邦人拘束という大岩がぶち込まれた。で、その波紋がでかいことは確実だけど、どんな波がおきるのかてんで予測がつかんよな。
ひとつ、今回の事件で教訓となりそうなことは、「地元のことは地元の偉い人に聞け」ってことかも。
■日本人拘束5 再度の急転直下
日本人人質3人「24時間以内に解放へ」 アルジャジーラ CNN
武装グループ「邦人人質を24時間以内に解放」 日経
「3邦人24時間以内に解放」「戦士旅団」が声明 アルジャジーラ報道 産経
「日本時間の正午に解放」 アルジャジーラに武装勢力 朝日
「24時間以内に解放」と「戦士旅団」が声明 東京新聞
日本人人質3人、24時間以内に解放…中東TV 読売
イラク人質:安堵の表情でも「顔を見るまで」 家族会見 毎日
コレかいてる時点でまだ人質の安全を確保したわけじゃないので予断は禁物だけど、締め切り直前でいきなり状況が変わった。
これはやはり、テレビを利用したイメージ戦略が功を奏したのではないだろうか。
「アルジャジーラ」 人質家族のインタビューを放送
高島報道官が「アルジャジーラ」に出演 3人の早期解放を訴え
それらを受けて、現地でもこんな声明が出ている模様。
(4/10)イスラム教スンニ派幹部「米国協力者以外は解放を」
けっきょくテロ組織といえども、というかむしろテロ組織だからこそ、の行動は「正義のため」だというイメージに支えられてるわけなので、あんがいコレはうまい手だったのかもしれない。たぶん、報道官よりは家族のインタビューのほうが効いたんだだろうな。
とりあえず3人の人質についてはひどいことにはならないようなのでちょっと安心。
イラク全土に関しては相当にひどいけどね。
2004年04月10日
■日本人拘束4 戦争は止まず
結局今回の大混乱の端緒は、ファルージャの例の事件らしい。
ええと、あれ、適当な記事が新聞社のサイトでヒットしないな。しょうがない、ここだ。
イラク人暴徒、米民間人4人を虐殺、遺体を引き回す 「ブラックホーク・ダウン」の悪夢再び
ぶち切れ気味の米軍のアレヤコレヤにいい加減ぶちぎれたイラク人がひたすらぶちぎれた行動を起こした結果、米軍がさらにぶちぎれて、街中のモスクを空爆するなど、そう、はっきりいって全土で殺し合いが始まっているのだ。
頻発する、日本人を含めた在イラク外国人拘束事件は、混迷を極めるイラクでおきていることのほんの一部。
英語の苦手な俺の貴重な英語圏情報源のひとつである暗いニュースリンク(反ブッシュ臭がちょっときついけど)ではこんな記事もあった。イラクが今、全域で戦闘状態にあることがよくわかる。
イラク・武装蜂起の最新状況
で、ちょっと変なことに気がついた。この記事にリンクされていたイラクの紛争地図だけどね。
IRAQ WAR 2 −FlashPoints April 7,2004 from DEBKA
サマーワに日の丸がない!
まぁね。復興支援にいったんだもんね・・・。
しかし、いま筑紫哲也のやつみてるけど、人質の家族が自衛隊撤退に妙にこだわっている。ちょっと現時点ではこれ、こだわりすぎじゃないか。これは2ちゃんあたりで相当反発受けるぞ。
んなだから自作自演説がでてくるんだ。そろってテレビ出過ぎだし。事前に署名なんか集めてるし。人質にとられている家族の言動とはすこーし違う気がする。
2004年04月09日
■日本人拘束3 夜が明けて
またイスラエル当局などによると、同日までにアラブ系イスラエル人2人が誘拐された。イラクのテレビ局は2人の姿と身分証明書などを放送した。この中で2人は、国際支援活動のためにイラクに滞在していると話した。当局は人質の解放に全力を尽くす構えを示している。
どうやらイラク在住の外国人誘拐が流行の兆しを見せている模様。飛行機で突っ込むよりはコストパフォーマンスは高いかもしれない。
どうして韓国人は解放されたのだろう。日本人、というか日本政府のほうがたやすい相手と見たのだろうか。
米軍攻撃でイラク人の死者439人に 今週だけで CNN
一方で戦闘状態は継続中。この短い記事からでもその苛烈さが伝わるようだ。
外為10時・円、106円台後半 日経
株ものきなみ下がっている模様。
砲撃続けばサマワは「戦闘地域」の可能性…防衛庁首脳
邦人拘束のニュースがあんまり派手なのでまぎれちゃってるけど、こっちも重要。しかしいまさらなんだが、すごくのんきな発言に聞こえるな。
政府は戦闘地域の要件として、「国または国に準ずる者が継続的、計画的、組織的、国際的に武力行使する」と規定しており、首脳の発言は、砲撃などが続けば自衛隊活動の中断に追い込まれる可能性を示唆したものと見られる。これなんだけど、みんな誤解してるんだよね。誤解なのか、誤解してるフリなのかはちょっと判断がつきにくいんだけど。
テロ組織がすべて「国に準ずる者」に該当するかというと、そんなことはない。むしろ、世界中のテロ事件を起こしそうな集団の中で、軍隊のように大規模な統制を取れた組織形態を持っているもののほうが少数派ではないだろうか。テロに大規模な組織は必要ない。生還することさえあきらめればテロ行為自体は個人でも実行可能だ。むしろ、少人数の組織が一般市民の間に紛れ込んでいるほうが怖いだろう。
敵とはっきりわかっている相手とだけやりあう軍隊のやり方はテロ対策には限界があると思う。
対テロは本来、警察の仕事じゃないかな。
■めざせあの空の向こうを
民間ロケットの宇宙遊覧飛行、米が初の免許交付
おそらく、世界で一番へんてこな飛行機を作っているスケールドコンポジット社のスペースシップ1がFAAに正式な認可をもらい、はれて大気の外を目指す資格を得たという話。
記事のタイトルは”宇宙”遊覧飛行となっているが、実際のところは大気圏のちょっと上までひょこんと飛び上がってすぐに戻ってくる弾道飛行を行うというもの。ソユーズ、アポロ、シャトルや神船とはだいぶ話が違うのに注意。いわゆる衛星軌道にまでは到達しない。必要な燃料もパワーもぐっと低くてすむので比較的難易度は低い。
このスペースシップ1はXプライズという賞金つきレースにエントリしている機体のひとつ。Xプライズとはなんぞやという向きにはこちらなんかをどうぞ。
スケールド・コンポジットもXプライズも、政府の絡んでいないまったく民間の組織だったりするところが、きっとアメリカの底力を現しているんだろうな。
■日本人拘束2 ジサクジエーン?
昨夜、たまたまMSメッセで出会ったUCと、例の邦人拘束事件でチラッと話したとき、俺は「けっこうこの3人の日本人は自ら協力してるんじゃないか?狂言とまでは言わないけど」てなことをいった。だって、3人が3人とも同傾向の背景を持ってて、しかもそれをTVで繰り返し流してるもんだから。
同じことを考える人は多いモンで、事件発生からたった数時間でさっそく自作自演疑惑が浮上している模様。
■ジサクジエン説 from はてなダイアリー - 愛・蔵太の気ままな日記
昨夜のニュースで劣化ウラン弾というキーワードが出てきたのでちょっと覗いてみたらやっぱり言及されていたね。しかし余談だけど、劣化ウランに関してはサヨ系の印象操作を非難する割には(むしろこれは「さすが」というべきか?)この人の印象操作もなかなか巧妙ではないか。
まぁ、昨夜のTV報道合戦ではネット的に「香ばしい」と思われるであろう要素がてんこ盛りで流されていたので、やむを得ないことかも知れんなぁ。
俺だって、現地人による日本人誘拐計画は実際にあって、ただ、たまたま人質になった人物が自衛隊派遣に関する懸念を誘拐犯と共有できる人たちだったため、人質のほうからある程度協力的な行動もあるんじゃないか、くらいのことは思ったし。そのシナリオだったら、交渉の行方しだいで人質の安全は保障できない。というか、自作自演説にしても協力的人質説にしても、現時点でまったく証拠も何もない話だから、憶測とは関係なしに実際の行動は最悪の状況を想定すべき、なんてことはわざわざ言うまでもない。
2004年04月08日
■日本人拘束!
イラクで日本人拘束!現在21:13
アルジャジーラTVが緊急報道。
日本から撤退しなければ、拘束した3人を殺害するという。
男性二人、女性一人。
カメラマンとNGOの職員らしい。
うおお、急転直下だ。
拘束している組織は、サラヤ・ムジャヒディンと名乗っている模様。意味は「戦士のグループ」というほどらしい。組織の背景は現在の時点でよくわからない。放送された映像から見れば、怪我などはない模様。三日以内の自衛隊のイラクからの撤退を要求。でなけらば3人を殺害すると通告。
イラクで邦人3人拉致 テロリスト系の集団 共同通信
米軍攻撃でイラク人の死者280人以上に ファルージャ CNN
イラクで日本人3人、武装勢力が拘束 日経
韓国人も被害にあっている模様。
韓国人男性3人も武装勢力が拘束・バグダッド近郊 日経
イラクで日本人3人拘束 犯行グループ、自衛隊撤退を要求 産経
イラクで3邦人が人質、自衛隊撤収要求か 衛星TV放送 朝日
日本人3人、イラク武装勢力が拘束 読売
イラク日本人拘束:日本人3人を人質に自衛隊撤退を要求 毎日は写真つき
今の時点ではどこも同じような程度の情報しか出てないね。
いやしかし、小泉さん、というか日本の外交、ここが正念場だぜ。
幹事長、昼飯食ってる場合でないよ。
まず、最初の判断ポイントは現地の自衛隊をどのように運用するかだね。
そこが最初の正念場だ。
自衛隊を動かすにしても、動かさないにしても、ね。
■問題は昼じゃないでしょう
誰の企画だか知らんが、笑っちまった。
しかし、一般国民としてもっとも興味のあるのはあなた、昼飯じゃないでしょ、昼飯じゃ。
どうせやるんならさぁ、ディナーがみたいよねぇ。とくに、夜中に黒塗りの自動車で乗り付けるようなところで食べているやつ。
まだ3,4日しか書いてないくせに異様なくらいにトラックバックがついていることにも笑った。
あと、コメント機能が殺してあるのにも笑った。
2004年04月06日
■俺は凡人
>腹黒度チェック>結果 あなたの【腹黒度】がどれくらいかを診断してみました。あなたの【腹黒さ】はこんな感じ!
あなたの腹黒度は凡人レベル、【人の不幸は蜜の味】です。良くも悪くも平凡な思考の持ち主のあなた。
あまりにもあくどいことをする勇気は持ち合わせていませんが、ちょっとした嘘や噂ならためらいを感じません。
他人の誹謗中傷をみずから先陣切ってする度胸はないけれど、人が話している噂に混じるのは嫌いではないでしょう。
そもそも平均横並びが大好きな日本人にとって、隣の芝が青いことよりも、枯れている姿を見ることのほうが楽しいものです。
ただしそれが行き過ぎると、鏡のなかの自分が白雪姫に毒りんごを仕込む魔女のような顔になっていることもあるので気をつけてくださいね。
心のあり方は、表情にあらわれるものです。
魂の黒さ 41%
心の黒さ 100%
ルックスの黒さ 8%
輝く白さ 88%
噂話は嫌いですが人の不幸は蜜の味です。
鏡の前で魔女の顔を練習しないといけませんね。
魂の黒さがいまいち足りない。
2004年04月05日
■春ですな
春だぜ、みんな目を覚ましな!
起きて、足を踏み鳴らすんだ!
ああ、今日はなんてすばらしい日なんだ!
Good morning All!
2004年04月04日
■信用できない所以
スラッシュドットでちょっと前に総務省:政治資金収支報告書をネットで公開するが、印刷は不可って記事が出てて、なんだかおかしかった覚えがある。すらどの記事でも指摘されているけど、ScreenShotをとって印刷したりするのまでは抑制できないだろうし、ずいぶん思い切っていったなぁと思ったことだ。
で、その問題の総務省のサイトが政治資金収支報告書及び政党交付金使途等報告書だね。
いったいどうやるのかと不思議に思ったんだが、ははぁなるほど、専用のプラグインでみるんだね。
専用のプラグインといっても、とくに今回の報告書を発表するために新しく作ったプラグインというわけでもないようだ。プラグインの(というかUCVという形式の)開発元はベンチャーウェーブという会社らしい。図面などに適しているフォーマットとのこと。
ところが最近こういう記事が出てきた。政治資金収支報告書:ネット公開で印刷 想定外の事態に。
たぶん、指摘されているのは同じくスラッシュドットの印刷できない(と主張している)政治資金収支報告書、WEBで公開についているコメントと思う。ずぅっと下のほうに印刷ボタンを表示するためのスクリプトレットの書き方なんかが投稿されている。あと、2ちゃんにも同様の書き込みがあったようだ。
このUCVという形式にはもちろん印刷機能は存在していて、総務省のHPでは単純にパラメータを操作して印刷機能を殺しているだけのようだ。もともとある機能をパラメータで殺しているだけなのでおなじくパラメータで復活させることもできる。そのやり方を見つけた人がそれを公表したってことだね。
同課は、実際に印刷した人がどのくらいいるかは分からないうえ、利便性を考慮して情報公開はそのまま続けるという。しかし、「プリントアウトは閲覧の対象外で問題がある」と、印刷を認めない立場は変えず、「メーカーと協力して何らかの対策をとるつもり」と話している。と、毎日の記事にはあるが、この発言なんか基本的にお役所自体がコンピュータやネットワークに関して根本的に理解していない可能性を示唆している。おそらく、紙ベースで your eyes only な公開の仕方をインターネットでもやりたかったんだろう。でも、そもそもインターネットで、書類を手渡して「見たら返してね、コピー機やカメラ使っちゃだめよ」みたいなことが可能だと思うところからして勘違いなのだ。ブラウザをつかってある情報を表示するということは、その情報がブラウザのインストールされているコンピュータにコピーされているということと同義なわけだから、その仕組みは紙ベースのアナロジーでは表現しきれない。
総務省にも若くて優秀な人や若くなくても新しいものが好きな人なんていくらでもいるだろうに、何でこういう基本的なところで変な勘違いをするんだろうか。
2004年04月01日
■四月馬鹿
ああ、今年もまた何も考えないうちにエイプリルフールが終わってしまった。
普段から生真面目な生活をしていると、こういうときにお祭りに参加できなくてつまらないよね。おれっていつもいつもまじめだから。
以下、つわものどもの夢が枯野を駆け巡った痕跡
日本インターネット エイプリル・フール協会(JIAFA)
大御所
楽天四月馬鹿特集
みんなはしゃいでるなぁ
impress うおっち ヘッドライン
毎年やってんのね
Wikipedia 2004年の四月馬鹿
いつみても早い
渋谷にハチ公の子孫いた 東京新聞
今年はちょっと低調か。去年は東京湾に油田を見つけたりでスケールがでかかった。
Yahoo!ばぶばぶスタート
ばぶぶばぁばぶぶばぶぶっぶ
かいどうらく商品パロディ版
おれとしてはフラッシュメモリシステムがつぼ
カナダのマーティン首相がUFOに遭遇!?
こ、これは微妙だ…
くっそ〰、来年こそは必ず!
