日本を対象とする抗議デモについてのコメント、中国外交部報道官@中華人民共和国駐日本国大使館
中日関係に今日のような局面が出現した責任は中国側にないことを指摘しておかなければならない。日本側は中国侵略史など中国人民の感情を傷つける重大な原則問題に真剣に対処、適切に処理し、相互信頼を深め、両国関係の大局を守ることに役立つことに取り組むべきで、逆のことをやるべきではない。(中国外交部ホームページより)
こういう騒動は、煽る方向には簡単に引っ張ることが出来るけど、押さえる方向に引っ張るのは難しいと思う。
この発言は大チョンボじゃないかなぁ。
上記のチョンボ発言とは別に、日本と中国のスケール感の違いみたいなものはあるようだ。
中国政府が反日デモを「現状の規模」以上に拡大する気がない理由@絵文禄ことのは
とりあえず言っておくと「群衆3000人包囲、広州市の日本総領事館」という報道があるが、中国人は3000人のデモなど「たった3000人」だと認識している。日本なら300人か30人くらいのデモの規模じゃないだろうか。1万人とか3万人というとやや多く感じるが、あの天安門事件(6・4事件)のときは「100万人デモが敢行」されたのだ。北京で1万人といったら全然話にならない規模、中国人の感覚で言えば「何か騒いでる奴がいるな」というレベルである。
- 今の中国で「反日」を叫んでいるのは、若いネットワーク上の「憤青(糞青)」と呼ばれる「反日厨房」がメイン。日本の2ちゃんねるの嫌韓厨が2ちゃんねらーからさえもバカにされているのと同様、糞青は中国人からもバカにされている存在。(中国でも「反日愛国厨房」は馬鹿にされている [絵文録ことのは]2004/10/21参照)
- ただし、日本人でも隣国をバカにしないといられないメンタリティの人が案外多数の割合で存在するのと同様、中国では政府への不満を持つ層が反日で鬱憤晴らししている側面がある。特に地方出身の貧民層。
- というわけで、とりあえずデモだけは許可。
- しかし、それがこれ以上に拡大するのは胡錦濤政権としてはまったく望んでいない。ガス抜きできたら十分。反日を政策にはしたくない。
テレビや新聞を読むと、
デモを何でもかんでも取り締まると、「中国当局は、なんで日本の味方をするんだ」と、
今度はデモの矛先を中国当局に向けてくるから、それを避けるためだ、ということのようですが、
現に日本の国旗が焼かれて、ガラスが割られて、自動車がボコボコにされて、生命の危険を感じるほどなのに、
それはないだろうと、思うのですが。
竹島といい、上のことといい、私の考えは狭いのでしょうか。
Posted by: jankari : 2005年04月12日 16:48今北京にいる留学生によると、身の危険を感じたことは全くないそうです。
Posted by: 松永 : 2005年04月12日 18:46>jankariさん
デモを行うこと自体は、何をネタにシュプレヒコールを挙げようが各自が好きにすべきで、そのことに文句つけてもしょうがないと思います。
この事件で問題にすべきは、二つあって、
1.大使館への投石など、その場に警察官がいたのにそれを防ぐことが出来なかったorしなかった?(というシーンがニュース映像で流れちゃった)こと。
2.中国政府要人が公式の発言において、デモの最中に起こった暴力事件と日中間の国際問題を一緒くたにしてしまったこと。
…2は、問題にすべきっていうか、どっちかっていうと冷笑であしらわれるような事かも。
実際にけが人が出ていることですし腹立たしいニュースであることは事実ですけど、そういうニュースこそいったん深呼吸してから読むといいと思います。
>松永さん
とはいえ、中国政府が変な言及の仕方を続けていると、暴力や破壊活動にお墨付きをもらったと勘違いする輩が出ないとも限りません。
現地にいる人が呑気に構えているられるのは単なる幸運かも。
今回のデモの広がりと収束状況をみていると、明らかに政治の道具であったと思います。中国政府が直接荷担しないまでも利用した事は想像できます。本当に当局と関係のない、ごく一部の暴徒の仕業なら直ぐに謝罪と弁償は出来たはずで、あきらかな失政だったと結論づけることが出来ます。天安門事件に端を発し人権抑圧国家とレッテルをはられた当局がマイナスイメージを払拭したいが為に、矛先を無理矢理日本に向け国際世論を喚起しようとしたんだけど、実際は思わぬ方向へずれていったので慌てたといった所でしょう。
> xgenechさん
まぁ、陰謀論を言い出すときりがないんですけど。
たまたま自然発生したムーブメントを当局が利用したかったけど、うまくいかなかった節はありますね。なんとなく。
よくニュースなどで指摘されますが、当局の誤算はネットや携帯などの新しいメディアで、チェーンメールみたいな形でトリガーが広まったことじゃないかと。