また、警察との連携も課題だ。日本国内のテロ事件でまず出動・対処するのは警察だが、自衛隊がどの段階で出動するかは、明確に決まっていない。自衛隊の市街地を想定した訓練を見たことのある県警幹部は「自衛隊は多くの弾を使って制圧しようとする。我々の目的は犯人確保だ。自衛隊と警察の行動規範は決定的に違う」と話す。
現地の非常事態省当局者は一日深夜、子どもたちを含めた人質の総数を約三百人とみていることを明らかにした。このうち大人二人が死亡、二人が負傷との情報がある。『人質1270人TVは故意にウソ』 東京新聞
同校長によると、武装集団が襲ってきたのは校舎前で始業式を始めようとした時。すぐに、ほとんどの児童や親が体育館に押し込められた。この際、人数を確認すると千二百七十人前後だった。
だが、間もなく別の部屋でテレビを見ていた犯人から「ニュースがウソを言っている」と呼び出された校長が、テレビの画面を見ると「三百五十人が人質」との字幕が見えた。校長自身も「わざとウソを伝えている」と感じたという。
テロに対して正規軍が物量作戦をとること自体は、基本戦略で正解だと思う。
勝敗を決する兵力や火力の因果関係の法則にランチェスターの法則っていうのがある。
この法則による基本戦略は以下のとおり。、
正規軍のような「強者」は圧倒的な火力と兵力を投じ物量戦にして短期決戦。
テロ側のような「弱者」はゲリラ戦に持ち込む。
ところで、人質については、この法則にはないファクターである。
まず先に、どういう手段を使うかは別として、人質の安全が確保された時のことを考えてみる。
私が指揮官ならば、人質の安全が確認された瞬間に、テロ側の人数の最低3倍の兵力
(ランチェスターの袋叩きの法則)を投入し一気に片をつけるだろう。
時間が長引き、テロリストに逃げられたり、市街戦になるようなことは避けたい。
テロ制圧には、最終的には物量がな決めてではないだろうか。
ロシアの今回のテロ(だけとはいえないが)は犠牲者が多い。
人質のことを考えなければ、物量で正規軍が勝つ。
だが、人質の安全確保や、犠牲を減らすアクション抜きで軍が動けば、犠牲など減りようもない。
snjxも指摘しているとおり、このあたりが一番の問題だと思う。
>テロに対して正規軍が物量作戦をとること自体は、基本戦略で正解だと思う。
ランチェスターの法則って、片方がテロとかの戦術をとってる場合は適用できないんじゃないかな。
プレイしているゲームが違うし、上がりの条件も違う。
そこへ持ってきてランチェスターの法則が効くとおもって行動して、挙句にあれこれ軋轢を引き起こしているのがブッシュとプーチンじゃないのかっていうのがこのエントリの趣旨。
Posted by: snjx : 2004年09月08日 01:54言っていることの根本は多分同じなんだけど、物の見方なのかニュアンスが違うなぁ。
snjxは「ブルドーザ式にゴリ押しのテロ一掃ってまずいんじゃないか」っていう感じ?
ふやは「ブルドーザ式にやっちゃうのは分かるが、ちったぁ人質とか、もの事片付けてからやってくれよな」っていう感じ。
まずいというかな、ブルドーザ式では対処できないのではないかということ。
たとえば、正規軍が物量投入して911が防げただろうか。学校占拠を予防できただろうか。その仕事は警察とか税関とかの役目だよね。
テロは本来、国VS犯罪者の構図で見るのが正しいと俺は思う。
コレを無理やり国VS国の構図に(つまりランチェスターの法則が効くような形に)もっていこうとしたのがブッシュのイラク戦争だと理解している。で、プーチンもどうも似たような考え方してんじゃないかなと。
いってることの根本はたぶん、だいぶちがうと思うよ。
「テロとの戦い」とはテロを実行させないことが最良の勝利であって、テロリストと正面切ってドツキあうような羽目になったら、戦闘には勝っても「テロとの戦い」には半分負けてるも同然だと思う。
軍隊の対処できる相手は、アレは敵だと認識できる相手だけだと思う。
ところがテロリストは、実行直前まで善意の市民の中に紛れ込んで行動し、テロ実行時に初めて牙をむく。初手からゲームのルールが違うんだよ。