テレビでは、拉致被害者とその家族が、今回の小泉さんの訪朝で実質的な成果があまり出なかったことに対して、怒りと失望を隠せないでいる。
それに対して、ネット上では案外と小泉さん擁護も多かったりする。
小泉再度訪朝評価派の論点はこんな感じ。
論者によって論ずる順番やそれぞれの項目の重みが違ったり項目そのものをはしょったり、いろいろの形で表現されているが、要約すれば大体この辺に落ち着くのではないかと思う。まぁごもっともな部分もあると思う。
これを、小泉再度訪朝批判派からみるときっとこんな感じになるのではないだろうか。
もちろんこちらも論者によって順番や論調は変わってくる。でも大体こんなもんじゃないかな。
評価派と批判派。けっきょくは同じ現象を立ち位置を換えて表してるに過ぎない。
では、なぜこうも評価が分かれるのか。答えは簡単、小泉さんが政策をサプライズで演出しようとして失敗したから。
会談に要した時間が1時間半。一説には実質的な会話に要した時間は通訳に消費した分を除いてその半分ともいわれているから、”小泉さんが交渉した”とかいいつつも事前にある程度のシナリオはできていたとみるべきだろう。扱っている問題の重要性と複雑さから見て、あの1時間半に何かしら新しい決断ができたとは考えにくい。
事前に合意できた線があるのならば、小泉さんがいきなり訪朝する前に、いま首相を北朝鮮に送ると残された家族5人の帰還と安否情報の再調査くらいは約束させますぜってな見込みを、何らかの形で公表しとくべきだったように思う。そうすれば拉致被害者家族会もあるいはもう少し落ち着いた反応を見せたのかもしれない。
これは俺の邪推かもしれんが、再訪朝のシナリオを公表することで「その程度の結果しか出ないなら小泉さんが行くことはないんじゃない?」とか言われるのを避けたかったのかも。その場合は首相経験者とか自民党のえらい人とか、小泉さんの代行を送ればいい。
しかし小泉さんとしては、どうしてもサプライズの手柄を自分のものにしたかったのではないか、と俺は考えちゃうのだな。
以下は参考にリンク
日朝平壌宣言 外務省
金正日総書記、小泉総理と対面、会談 朝・日平壌宣言を再確認、関係正常化は歴史的使命 from 朝鮮新報社
朝鮮新報社ってドメインとってねぇの?