人間同士のコミュニケーションというのは隙あらばどんなところにも蔓延るようでして。
MyDoom、Bagle対NetSky --作者同士がウイルスコードで「罵り合い」
次々と亜種が登場、ワーム作成者どうしの勢力争いか?
ワームというのはウィルスと違って、独立した実行ファイルを持つわけ。「ワームに感染する」ということはつまり、よけいな悪さをする見たことのない実行ファイルがハードディスクの中にひとつふえるということ。で、その怪しいファイルをバイナリエディタなんかで覗いてみると、なんだが誰か宛にメッセージが書き込まれていた模様。
もともとNetSkyっていうのが、先行して出回っていたMyDoomやBagleを無効にするという特質を持ったワームで、ワームがワームを駆逐するというややこしい代物。試みはなかなか楽しいが所詮はワームなので、NetSkyも感染メールをガンガン流しくさる。迷惑なのはどちらも同じ。で、そんなNetSkyの駆逐対象になったMyDoomやBagleの作者が、NetSkyの作者に対して、それぞれで「てめ、なめんなこら(意訳)」というメッセージをワームの中に仕込んだのが、このおそろしく迂遠なののしりあいの始まりだった。
クラッカがワームにメッセージを乗せて罵り合うとかいうと、なんだか高度に哲学的で洗練された慇懃無礼やとても美しい当てこすりを期待してしまうけど、テキスト自体は大変にほほえましい。Bagel.Jのは要するに「てめぇなめんなこら(意訳)」だし、MyDoom.Gもいろいろ衒学的なことを書いてあるけど「お前の作ってるのなんかカスだ、カス(意訳)」てなもんだろ。ちなみにSlapperとSinit は、どちらも同じような悪さをするワームの名前。スカイネットってのはターミネータに出てきたサイバーダイン社のアレか?
それに対してNetSkyの「ほえるな負け犬」だから、お里が知れるというもの。ま、日本語でも同じようなやり取りは行われるよな。
あ、そうだ、適当なバイナリエディタ、ダウンロードしとこっと。
参考に、Symantecをリンク。