2005年04月07日

「失踪日記 」

bk1 失踪日記
吾妻ひでお著
イースト・プレス / ¥ 1,197 (¥ 1,140) / 2005.03

ニンゲン、どんな状況に陥っても生きていけるのだぁ!!
という希望を持ってしまうのは間違い。

2005年02月11日

「強救戦艦メデューシン」 上・下

bk1 強救戦艦メデューシン 上
小川一水著
朝日ソノラマ / ¥ 500 (¥ 476) / 2002.12

bk1 強救戦艦メデューシン 下
小川一水著
朝日ソノラマ / ¥ 580 (¥ 552) / 2003.04

終わらない戦争に、武器ではなく、愛と献身と職業倫理をもって立ち向かう乙女達!

引き続き、ライトノベル月間続行中。

2005年02月10日

「E.G.コンバット」1〜3、「鉄コミュニケーション」1〜2

不覚にも伊里野ザックリ刺された傷がなかなか癒えなくて、どうにかしたくてバンソウコウ代わりにライトノベル月間に突入。

とりあえず未読の秋山瑞人を平らげることにする。

bk1 E.G.コンバット
秋山瑞人著・よしみる原作
メディアワークス / ¥ 599 (¥ 570) / 1998.06

bk1 E.G.コンバット 2nd
秋山瑞人著・よしみる原作
メディアワークス / ¥ 641 (¥ 610) / 2000.08

bk1 E.G.コンバット 3rd
よしみる原作・秋山瑞人著
メディアワークス / ¥ 641 (¥ 610) / 1999.07

おい、未完じゃねーか。
クライマックス直前でお預け喰らった状態で、最終第4巻が何年も刊行未定になっている模様。キャラクタの描き分けやストーリーはすごくうまいだけに残念。文章はちょっと癖があるけど。癖があるように思えるのはこれがデビュー作だからだろうか。
いろいろと検索してみると、どうもゲームが元になっているらしい。でもたぶん、ほとんど秋山節になってしまっていると思う。


bk1 鉄コミュニケイション 1 ハルカとイーヴァ
秋山瑞人著・たくま朋正原作・かとうひでお原作
メディアワークス / ¥ 557 (¥ 530) / 1998.10

bk1 鉄コミュニケイション 2 チェスゲーム
たくま朋正原作・かとうひでお原作・秋山瑞人著
メディアワークス / ¥ 662 (¥ 630) / 1999.03

30年越しのとってこいを完了する話。
こちらは漫画原作のあるノヴェライズ。これもまた、漫画版のキャラクタと舞台設定だけ借りて、中身は秋山瑞人にしか書けないお話になっている。


これらの作品と「イリヤの空、UFOの夏」「猫の地球儀」を通して読むと、秋山瑞人がライトノベルを舞台にして何を実現したいのか、チラッと垣間見える気がする。
たぶん、秋山瑞人の用意するセカイは、そのセカイにすむ住人にとって不自由であることが前提なんだと思う。その不自由な中で、求めるものを得るためにいかに足掻くかを表現することで物語が駆動している。
欲しいものが得られる物語もあれば、得られない物語もある。得られたとしても、ただで手に入るわけもない。
どちらにしても、登場人物(人とは限らないね)の行動や選択や心理に可能な限り嘘をつかないように書いてるんだろうなと思う。

2005年01月16日

「サージェント・グルカ」

bk1 サージャント・グルカ
谷甲州著
中央公論新社 / ¥ 1,050 (¥ 1,000) / 2004.12

がちがちのハードボイルドかと思ったら、意外な人情話だったりする。

第2次大戦で日本軍と戦った元グルカ兵の老人と、同じくグルカ兵としてフォークランド紛争に参加した男との邂逅を、それぞれの従軍体験とともに語られる。

グルカ兵というのは名前だけは知っていたけど、その歴史的背景はぜんぜん知らんかった。

2005年01月15日

「蒼穹のファフナー」

bk1 蒼穹のファフナー
冲 方丁・平井 久司 画
メデイアワークス / ¥ 578 (¥ 550) / 2005.01.10

正体不明の敵、敵と同じ力を利用したロボット、精神融合、利用される子供、利用せざるを得ない大人、画策される陰謀、父と子の葛藤など、など、など。
二番煎じ?なんて単語が頭をよぎるくらい、「エヴァンゲリオン」の影響をうけた作品。と、いうよりは、史上最も成功した失敗作である「エヴァンゲリオン」に対する、回答のひとつを示して見せたんだろうな。
「エヴァ」では、ある種の絶望の先にかすかな希望を見出すところまでやっとたどりつく物語だったけど、「ファフナー」では絶望なるものは実はこのセカイにおいてはデフォルトの属性であって、物語のはじめから日常の裏には絶望があった。そこからいかに希望を獲得するかがテーマになっていた。
おなじような道具立てでも、そこにたどり着くのか、そこから足を踏み出すのかってところが違ったと思う。

最終回「蒼穹作戦」で、消耗戦という単語にああいう意味を付加するなんて、「おお、さすが冲方丁」とひざを打ったことよ。

文庫ではほんの一部しか描写されていなかったけど、「マルドゥック・スクランブル」ぐらいの分量で最後まで冲方版ファフナーを読みたかったけど、それは贅沢か?

俺はおもしろかったよ。

amazonで「蒼穹のファフナー」

bk1 マルドゥック・スクランブル
冲方丁著
早川書房 / ¥ 693 (¥ 660) / 2003.05

bk1 マルドゥック・スクランブル
冲方丁著
早川書房 / ¥ 714 (¥ 680) / 2003.06

bk1 マルドゥック・スクランブル
冲方丁著
早川書房 / ¥ 756 (¥ 720) / 2003.07

2004年12月26日

「金魚屋古書店」1巻

bk1 金魚屋古書店(1)
芳崎 せいむ
小学館 / ¥ 590 (¥ 562) / 2004.12.24

おお、あの伝説の古本屋が営業を再開しておる。

知ってる漫画も知らない漫画も、コマの隙間から愛がにじみ出るように紹介している楽しい作品。
新旧取り混ぜて、恐ろしく広い範囲の漫画本が紹介されている。いや、ほんと、古い本だけじゃなくてつい数年前に出版された本まで平等に扱っている。

知ってる漫画がネタにされているとちょっとうれしい。

続きを読む "「金魚屋古書店」1巻"

2004年11月30日

「万物理論」

bk1 万物理論
グレッグ・イーガン著・山岸真訳
東京創元社 / ¥ 1,260 (¥ 1,200) / 2004.10

おそらくは当代随一のバカSFの書き手であろうグレッグ・イーガンの最新長編。

アイデアそのものを要約すると「フェッセンデンの宇宙」とか「みみず天使」とかの系列に(俺の脳内で勝手に)所属してしまうお話だが、それが容赦なく緻密な理論でスパルタンに構築されているので、イーガンにしか書きえない物語になっている。ひやー。
しかし、前3分の1のフランケンサイエンスの部分だけでも長編が3本くらいかけそうなネタを惜しげもなくぎゅうぎゅう詰めにして、もったいなくないのかね。ワイドスクリーンバロックか?

さてと、こいつ、かなりボリュームのある話なので、少し頭の中で転がしてから何か書けるかか試してみたいと思う。